皆さんご無沙汰しております、Web屋の中の人です。
手術やらリハビリやら、少々複雑なシステム開発案件等でお勉強の方を長期に渡り休止しておりましたが久々にやってみようと言う事でインターフェイスの調整やバグ取り、むしろソースの整理なんかをしているとタイトルの状況になりました。
iPhone や iPad 上でアニメーションしたい時は、jQuery.animate は原則使い物になりませんので CSS3 の transform を利用してグリグリします。
ちなみに今回はタイトルに記載している通り「webkit」ブラウザのみ対象としていますのでご注意ください。
※Safari、Chromeなどなど。
ありがちな例を挙げると、js でスライダーなんかを作っている時に「この要素の x 座標は今ナンボ程動いてますか」と言う状況です。
jQuery を使っているなら簡単ですよね、
1 | alert($('#hoge').css("left")); |
これでパパッと解っちゃう訳で、非常に便利です。
所が CSS3 の transform で設定する時は、
1 2 3 | #hoge { -webkit-transform: translate3d(237px, 5px, 0px); } |
こんな感じなので、x 座標ってどうやって書けば取得出来るの?となった訳です。
1 | alert($('#hoge').css("-webkit-transform")); |
取りあえずこう書いてみると、下記のように出力されました。
matrix(1, 0, 0, 1, 237, 5)
うーん、4番目が x で5番目が y なんだろうな…じゃあ z はどこに出るんだろう。
ブラウザ限定の強み、と言う事で素直に WebKitCSSMatrix で分解する事にした。仕様書通り使うと
1 2 3 | var obj = document.getElementById('hoge'); var m = new WebKitCSSMatrix(obj.style.webkitTransform); alert(m.e); |
こんな感じになりますが、折角 jQuery を使っているので…
1 2 | var m = new WebKitCSSMatrix($('#hoge').css('-webkit-transform')); alert(m.e); |
こんな感じでも取得可能です、結構乱暴に使えますね。
取得出来る値はコチラの仕様書に網羅されています、かなり色々設定出来るだけに複雑ですね…単純な物は a〜f って覚えておくのが良さそうです。
それではまた。
vividworks
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Tags: css3, iPad, iPhone, JavaScript, jQuery, Webkit, WebKitCSSMatrix