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[jQuery]Uncaught TypeError: Property ‘submit’ of object が出た時のTips


2012
02.08

ちょっとハマったのでメモ。

 

静的な項目をチェックするなら jquery.validate.js で一発OKなのですが、動的に項目が増減するフォームで入力チェックをしたい時は自作しなきゃならない事がまま有ります。

今回複数ページに渡りそう言うフォームになっていて、一つ手前のページでは行けるのに次のページでは Uncaught TypeError: Property ‘submit’ of object と言うエラーが出てしまう。

 

どうやらその関数は既に有るから重複したものは作らないでくださいよー

 

と言うコンフリクト系のエラーらしい。

いや、でも一つ前のページでは機嫌良く動いてるじゃないですかやだー。と言う状態で少しハマったが、解決出来ました。

 

再現方法

javascript

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$(function() {
    $('#submit').click(function() {
        /*  小難しい処理とか色々 */
        $('#form').submit();
    });
});

html

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<form name="form" id="form" action="hoge.php" method="post">
    <input type="text" name="hoge" id="hoge" value="" />
    <img src="path/button.gif" id="submit" />
</form>

これで少なくとも webkit 系のブラウザなら再現します。

 

ちなみに「onsubmit 使えよ!」と言われるかも知れませんが、私が今作成しているフォームはサブミットしなければならないボタンが同一フォーム上に3つ以上あります。

なので type に submit や image は使えなくて、img や button に関数を割り当てて各々パラメータ変更してから submit() してやると言う仕組みなんですね。

 

さてさて、google 先生に聞いても有効な回答が得られなかったので自分で考えてみます。

まずこのエラーはコンフリクト系のエラーと言う事は解ったので、ソースを見直して見る。

JS 側は動いているページが有るので問題無いはずなので、html に注目。

ああ、ひょっとして form 内から実行してるからか…?怪しいので html を変更。

 

html(訂正版)

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<form name="form" id="form" action="hoge.php" method="post">
    <input type="text" name="hoge" id="hoge" value="" />
</form>
<img src="path/button.gif" id="submit" />

 

直りました。

 

要するに #submit が form 内に入っていると form 自体が持っている function submit を継承か何かするようで、そこで submit() を実行するとエラーになる。と言う事らしい。

外に放りだした事により、親要素(書いてないけど)の div は funciton submit を持っていないからエラーが無くなった。やったね!

 

変な所でハマると時間気になって精神衛生上宜しく無いですよね。

 

[CSS3|jQuery|Webkit]translate3d等のtransformで設定した現在値を取得したい


2011
09.26

皆さんご無沙汰しております、Web屋の中の人です。

手術やらリハビリやら、少々複雑なシステム開発案件等でお勉強の方を長期に渡り休止しておりましたが久々にやってみようと言う事でインターフェイスの調整やバグ取り、むしろソースの整理なんかをしているとタイトルの状況になりました。

iPhoneiPad 上でアニメーションしたい時は、jQuery.animate は原則使い物になりませんので CSS3transform を利用してグリグリします。

 

ちなみに今回はタイトルに記載している通り「webkit」ブラウザのみ対象としていますのでご注意ください。
※Safari、Chromeなどなど。

 

ありがちな例を挙げると、js でスライダーなんかを作っている時に「この要素の x 座標は今ナンボ程動いてますか」と言う状況です。
jQuery を使っているなら簡単ですよね、

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alert($('#hoge').css("left"));

これでパパッと解っちゃう訳で、非常に便利です。

所が CSS3transform で設定する時は、

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#hoge {
    -webkit-transform: translate3d(237px, 5px, 0px);
}

こんな感じなので、x 座標ってどうやって書けば取得出来るの?となった訳です。

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alert($('#hoge').css("-webkit-transform"));

取りあえずこう書いてみると、下記のように出力されました。

matrix(1, 0, 0, 1, 237, 5)

うーん、4番目が x で5番目が y なんだろうな…じゃあ z はどこに出るんだろう。

 

ブラウザ限定の強み、と言う事で素直に WebKitCSSMatrix で分解する事にした。仕様書通り使うと

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var obj = document.getElementById('hoge');
var m = new WebKitCSSMatrix(obj.style.webkitTransform);
alert(m.e);

こんな感じになりますが、折角 jQuery を使っているので…

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var m = new WebKitCSSMatrix($('#hoge').css('-webkit-transform'));
alert(m.e);

こんな感じでも取得可能です、結構乱暴に使えますね。
取得出来る値はコチラの仕様書に網羅されています、かなり色々設定出来るだけに複雑ですね…単純な物は a〜f って覚えておくのが良さそうです。

 

 

それではまた。

 

 

[CSS3]transition-durationの時間を無視して途中で終わってしまう時のTips


2011
06.29

皆さんご無沙汰しております、どっぷりと新製品の開発に浸かっております。

そこそこ経験を積んでからのチャレンジだったので、それなりに順調なのですが…やっぱりハマるとこはハマりますね。

 

その中でもハマると厄介な部分の Tips を紹介したいと思います。

 

内容は件の通り、再現は確実に取れる訳ではないのですが javascript から要素の transition プロパティを設定して、すぐに値を変更させようとすると再現しやすいようです。

具体的には下記のような感じ。

 

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// 検証環境は safari です
var hoge = function() {
    $('#foo').css('-webkit-transition', 'all 1000ms ease-in');
    $('#foo').css('-webkit-transform', 'rotate(360deg)');
}

$(function() {
    hoge();
});

 

こんな具合で実行すると、要素 #foo が1秒かけてぐるりと1回転するハズが少し傾いた直後に一瞬で「360度回転した」事になりアニメーションの最終結果まで飛ばされてしまう。

と言う現象が発生します。

ちなみに Line : 3〜4 をチェインさせても発生する時はしますし、はたまたこれで普通に動いちゃったりもするので何だか良く解りません。

先に fix してしまったので、それ以降発生せず原因が不明なままなんですよね。発生しないに越した事は無いけど。

 

取りあえず css の元ファイルの方でデフォルト状態を色々変更しつつ検証していたのですが、同じプロパティを持つ3つの要素があって、2つの要素は行けるけど、1つだけ駄目だったと言うケースもあったりなんかして云々。

結局 transition の設定を値変更処理が追い抜いてしまっているんじゃないかと言う推測に至りました。

 

と言う訳で困った時の setTimeout です、本当はコールバックを駆使するのが一番確実だと思うのですが、コールバックイベントとして用意されているのは webkitTransitionEnd と言うのしか見つけられませんでした。

このイベントは「値の変化が終了したら発生」するのでこの場合は約に経ちませんので、ここは setTimeout に頼る事にしました。

同期的な部分は上記のイベントでコールバックを蹴って取れば良いと思う、終わり良ければなんとやら。事後処理で手を打つのも悪く無い選択だと思います。

では fix 版のコードを書いてみます。

 

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// 検証環境は safari です
var timer;
var hoge = function() {
    $('#foo').css('-webkit-transition', 'all 1000ms ease-in');
   
    timer = setTimeout(function() {
        $('#foo').css('-webkit-transform', 'rotate(360deg)');
    }, 0);
}

$(function() {
    hoge();
});

 

取りあえずこれで動いています、今の所は。

setTimeout の第2引数は最初100でやってたのですが、0でも問題無いようです。

すると遅延による処理追い越しとか単純な事じゃないのかもしれませんね、今回のように無名関数で実行する等のプロセスを分ける事に意味があるのかもしれない。

 

全部推測だけど

 

ActionScriptJavaScript を今までガッツリやってる方達からすると基本だろ!と言われそうですが、これ系のスクリプトが得意と言うのは「いかに同期を取らせるのが上手いか」なんだろうなと思いました。

 

それではまた。

 

[IE6|IE7|IE8]cloneNodeで複製したエレメントのidをjQueryから参照出来ない時のTips


2011
05.23

皆さんこんにちわ、なんだか冷えますね。

 

さて、皆大好き IE ブラザーズのお茶目な仕様で少々ハマりましたので仕様解説と解決策の TIPS です。

実は基本的な事かもしれませんが、仕様を理解しておくのに越した事は無いでしょう。

リッチコンテンツ制作時にちょこちょこ問題になる可能性が高いので、便利な関数も作ってみました。改良して使ってもらえればよろしいかと思います。

 

出くわした状況

メニューをスライドしたい時に数がギリギリなので、一番端の要素を予め逆側に複製しておいてスライドした後に複製したエレメントを消去しようとした。

 

症状

IE だけスライドした後に複製元となったエレメントが動き出して、思い通りの動きをしなかった。

 

元ソース

■html

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<ul id="listBox">
    <li id="list1">hoge</li>
    <li id="list2">moge</li>
    <li id="list3">foo</li>
</ul>

■javascript

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var content = document.getElementById('listBox');
var clone = document.getElementById('list1').cloneNode(true);
clone.id = 'temp';
clone.style.position = 'absolute';
clone.style.left = '600px';
content.appendChild(clone);
$('#temp').animate({left: 400});

 

cloneNode して、id を書き換えて親要素に appendChild して動かそうとした訳です。

IE 以外のブラウザはこれで問題無く動きます、IE 以外は。

IE だけは #temp を呼ぶと複製元である #list1 を参照して、そちらを動かそうとします。ちなみにリスナを仕掛けたり、setTimeout でぐるぐる回してフラグを監視して、存在確認をした後に命令しても一切を無視して複製元を動かします。
更に jQuery から attr を使って id を変えても駄目です、凄い頑固ちゃんです。

 

早速原因を追求していくと、どうにも困った事になっていました。

 

IE は同一プロセス内で cloneNode(複製)されたエレメントは、別プロセスから呼ばれない限り複製元の id を参照する。

 

え、なんで!?と言う仕様ですよね、cloneNode(複製)したプロセスとは別にボタンを用意して、適当に命令を書いた関数を呼び出すと思い通りの動きをします。

もしかしたらちょっと違うのかもしれませんが、大体こんな感じの挙動になる筈です。

 

 

非常に気持ち悪いです。

 

 

ともあれ fix していきましょう、要は cloneNode(複製)したエレメントの挙動がおかしいのならば新規でエレメントを生成して、複製元のエレメントもしくは複製したばかりのエレメントから欲しい情報を新規エレメントに移してから appnedChild すれば良いのです。

 

改良版ソース

■javascript

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var content = document.getElementById('listBox');
var clone = document.getElementById('list1').cloneNode(true);
var elm = document.createElement('li');
content.appendChild(getCloneNode(clone, elm, 'temp'));
$('#temp').animate({left: 400});

function getCloneNode(clone, elm, id) {
    elm.id = id;
    elm.style.position = 'absolute';
    elm.style.left = '600px';
    elm.innerHTML = colne.innerHTML;
    return elm;
}

 

 

こうやると意図した動きになるはずです、なんだか回りくどいけど。

これは複製したエレメントから新規エレメントに要素を移していますが、多分複製せずに直接突っ込んでも上手く行きそうですね。別処理との兼ね合いで content を外で作ってますが、全部関数内でやっちゃった方が綺麗にかけそうですね。

 

そこはお好みで。

 

なんか悔しかったから複製してやっただけですし。

 

それではまた。

 

[iPhone/iPad]WebAppのクラス設計について


2011
05.17

 

皆さんこんにちわ、お久しぶりです。

GW 以降バタバタしておりましたが一段落したと言いたい所ですが、この業界の三大職業病「肩こり」「腰痛」「イボG」のウチ、堂々の二冠達成と言う偉業を現在進行形でございます。

 

ちょっと単発ネタです。

先週は在宅勤務で引きこもっていたのですが、何もただ単に引きこもっていた訳ではありません。

仕事や家事や PSP でミクさんを愛でる時間の合間をぬって、iPhone / iPad 用の WebApp の開発を行っていました。今回構築しているアプリのベース部分が完成して、初代 3G なんかも引っぱり出して来てニヨニヨとしていたのですが…ここからエフェクト系を山盛り入れるには、とてもじゃないけどメモリが足りない事に気づきました。

 

だって既にちょっと重いもん。

 

画像や音声ファイルのロードは最初からネックになる事は解っていたのですが、JS で生成しているオブジェクトと我らの味方の jQuery が重たくてしょうがないのです。

 

安定性を欠くようではリリースなど片腹痛い訳で、これはもう基礎部分から再設計を余儀なくされた状況です。

リソースをふんだんに使うタイプの WebApp 開発にあたり、今回解った事は下記。

  • jQuery は使わない方が良さそう
  • prototype 定義を最大限使わないとキツい
  • Ajax による リソースの loader 部分がかなりマゾい
  • ダイナミックな動きは全部 CSS3 で賄う

1つ目は単純にライブラリよりネイティブの方が早い、当然ですね。クロスブラウザ対策が必要ないのでそこまで恩恵がある訳では無いので外す方向で行こうと思った。
そうなると要素に対して CSS3 を適応させる部分は大丈夫なんだろうか、とかの不安が残る。

 

2つ目は調子に乗って何個かインスタンスを作っているとメモリがアワワな事になる、昔 prototype 汚染にトラウマ級の悪さをされて以来食わず嫌いになっていたがそんな事言ってられなくなった。
これは私の設計の甘さもあるのですが…ガベージコレクションを使う手もあるんだろうか。

 

3つ目は WiFi 環境なら余裕で無視出来るレベルなのですが、貧弱な 3G 回線だとメディアファイルの load 時間がかなりストレスになる。しかし全てのファイルを始めに読み込んでおくのは 3G や 3GS のメモリ量だと厳しい感じがするので、先読みアルゴリズムを極限まで詰めて解放/読み込みをこまめにやるべき…?
逆にキャッシュの限界量に合わせてリソース側に制限をかけるべき…?

 

4つ目は jQuery を解雇するなら当然変わりにアニメーションを担当するものが必要になる、これは使ってみた感想だけど CSS3 でアニメーションさせると jQuery の何倍も何十倍も綺麗に動くので他に選択の余地は無いと思った。
canvas を使う手もあるのだけど、html5 で組むからこそ意味があると思っているので FLASH 的な動き(むにゃむにゃ動く背景とか)の時だけ使うのが良いと思う。

 

世界的にまだまだ開拓途中のこの WebApp と言う世界、今後のスマートフォンの主力コンテンツとしての活躍が期待されているのでやり甲斐があって楽しいのですが…

 

WebApp は開発サイクルが短くて予算節約になりますよ!

 

と言う売り文句を言えるようになるまでが大変そうです、セオリーは俺が作る!ぐらいの気概は必要ですね。

 

それではまた。